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ジョリパット「水墨」施工の注意点教えます!

今回は、ここ数年問い合わせの多い「水墨仕上」について、トライズ乙成(オトナリ)が解説します。

《目次》
・ジョリパット「水墨」とは
・「水墨」の難易度
・実は白色ベースの濃淡だけではない
・施工のポイント

猫スタッフ
猫スタッフ

お疲れ様です、今日は何を教えてくれますか?

乙成さん
乙成さん

こんにちは、トライズ乙成(オトナリ)です。今回はジョリパット「水墨」についてです。
まずは、ジョリパット「水墨」とはどんな仕上げか説明しますね。

ジョリパット「水墨」とは

本物の炭を混ぜ、白と黒のみて水墨画の雰囲気を、そのまま表現する味わい深い仕上げです。
カラーは色番T1000(白色)に専用活性炭(JF76)配合比で濃淡を出す2色の展開になっています。
意外に知られていませんが、この水墨仕上げ実は2001年に登場している歴史のある仕上げです。

水墨〈淡〉 
水墨〈濃〉 
乙成さん
乙成さん

基本、2色展開なので、塗り板サンプルはほとんどの場合、2色提出しますが個人の印象だけど〈淡〉の依頼の方が多い気がしますね。

猫スタッフ
猫スタッフ

難易度はどうでしょうか?

「水墨」の難易度

乙成さん
乙成さん

難易度 ★★★☆☆
星3つです。 やや難しめです。

一見、簡単そうに見えるかもしれませんが、少しクセあるかなと思います。
と言うのも、施工マニュアルに沿っても、活性炭を潰すときの圧力は個人差があるので、色の出方が多少変わってしまいがちです。
サンプルが出ている場合に限らず、潰し加減をお客さん、または担当者さんに事前に確認してもらわないとトラブルになることがありますので注意が必要です。
塗るだけの作業、擦るだけの作業でしたら難易度は低いのでしょうが、やはり「加減」で変化するものなので、神経を使う仕上げと言えますね。

猫スタッフ
猫スタッフ

たしかにチカラ加減はマニュアルに書かれていませんね。

水墨淡
水墨淡

実は、白色ベースの濃淡だけではない

乙成さん
乙成さん

実は、特注で他の色をベースにする事も出来たりしますよ。

基本は「淡」と「濃」の2色展開です。
とは言え、特注として、T1000番(白色)ベースではなく、他の色をベースとすることもできます。
ただし、塗り板サンプルは必ず用意し、お客さん、担当者さんの確認を取ってください。

T5022 水墨濃
T5022 水墨濃

施工のポイント

猫スタッフ
猫スタッフ

施工について注意することありますか?

乙成さん
乙成さん

施工のポイントは4つです!

1・同じところを何度も擦るとどんどん黒くなっていくので重なり部分など注意して全体のバランスを小まめに確認する

2・薄塗りの為、季節によっては乾燥が早く、塗り重ねが出来てしまうので、特に夏場は計画建てて施工開始する。
逆に冬場、下塗りが完全硬化してないうちに仕上げ(活性炭を潰して模様を出すとき)ると、表層でひび割れ等が起きるので、小面積の場合は特に下塗りの翌日以降に仕上げをします。
(下塗り→仕上げは基本8h~12h空ける)※施工要領書より

3・下塗りに3厘を入れますが、この時鏝を回して、平滑を心掛ける。この下塗りがボコボコしていたり、鏝波が残っていると、仕上がりに影響が出てしまいます。

4・ジョリパット1缶に対し〈淡〉なら1kg〈濃〉なら2kgの活性炭が入るわけですが、活性炭は事前に水(2l/kgを目安)に浸しておかなければいけません。
例えば5缶分を一度に浸しておく場合、必ず水を含めた重量で仕上げ材を作ってください。
例)淡の場合で、5kgに対して10Lの水を吸わせた→「水+活性炭3㎏/缶」となります。

ニチハのモエン大壁サイディングでの大壁工法は施工は不可です。
どうしても施工を希望される場合は免責での施工となります。

猫スタッフ
猫スタッフ

ありがとうございます!また一つ賢くなりました!

乙成さん
乙成さん

猫の手も借りたい時あるから、その時はお手伝いお願いします。笑

水墨淡
水墨淡
水墨淡
水墨淡

この記事の回答者:乙成より

ここ最近、再び注目集めている「水墨」ですが、難しいと言えば「難しい」易しいと言えば「易しい」、そんな印象のパターンです。
この記事でいろいろ注意点など書きましたが、黒すぎるのも「水墨」であり、黒が薄すぎても「水墨」だと実は思っています。
職人さんの気持ちがそのまま色として出る。そんな仕上げが「水墨」ではないでしょうか。
丁寧に時間を掛ければ黒が濃くなり、しかしそれが仇となる事もある。
その加減が難しく、お客さんと職人がコミュニケーション取りながら完成させるパターンなのではと思います。
※このパターンは割と人が多い方が良いパターンですので、心配だと思われる同業の方居ましたら、いつでも相談に乗りますよ!

乙成 明志 
有限会社トライズを設立当初から支える
豊富な知識と経験で職人としても管理者としても信頼は厚い
趣味は家族、高校野球観戦
トライズの最年長、あだ名は「博士」

有限会社トライズ
私たちは、愛知県安城市を拠点に「塗り壁専門業者のトライズ」を認知していただくため約20年間塗りまくっている「有限会社トライズ」です。
おかげ様で県外よりお声掛けいただく事もあり、少しずつ認知してもらってきたかなと実感しています。
このブログでは「塗り壁は良いんだけど高いし、リスクある」という工務店さんや、お施主様の意識を変えたい!
という想いで情報を発信していけたらと思います。

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